プロジェクトストーリー
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リサイクルポイントシステム
導入店舗拡大に挑む2010年から運用を開始しているリサイクルポイントシステム。
スーパーで買い物をする主婦層をメインターゲットに、より多くのお客様が利用して頂けるよう様々な戦略を立てている。事業開始当初は10店舗ほどだったが、現在は全国370店舗に展開。その背景には、担当者の並々ならぬ努力と粘り強い姿勢があった。
その大きな道筋をつくったのが、以前から関係性があったスーパーA社へのリサイクルポイントシステム導入の提案だった。
全国に店舗を構えておりお客様から熱い信頼を得ているスーパーA社。
弊社のこれからのパートナーとして絶対に欠かせないという強い思いのもと提案を試みたが、「うちは小売業で食品を売るのがメイン。設置費用のことも考えると難しい」と断られ続けてしまった。その後も粘り強く毎年提案を続けたがなかなか了承を得ることが出来ず苦戦した。他社にはない強みをアピール
4年が経ち秋田・長野などに展開を広げ全国に浸透してきた矢先のこと、
スーパーA社が他社システムの導入を検討しているという情報が入り込んだ。弊社のリサイクルポイントシステムをどうにか導入して欲しいという思いがますます強くなり、スーパーA社へ足を運んだ。すると、「200ある全ての店舗で同じサービスを展開したい。それができますか?」と問われた。担当者は「我々のリサイクルポイントシステム事業は、専門的に行う部署があることで、リサイクルポイントシステムを店舗に設置するだけにとどまりません。お客様に利用方法を丁寧に説明したり、継続的に利用していただけるよう多彩なキャンペーンを展開し、集客率や売上アップさらには環境にも貢献できます。覚悟を持ってやらせていただきます。」と思いを熱く語った。諦めない姿勢の先にあるもの
その後も何かお困りごとがある際にはすぐに駆け付け解決をサポートした。
こういったこれまで地道に取り組んできた姿勢が評価され、スーパーA社約200店舗へ導入を果たすことができたのだ。ここから一気に全国へと拡大することができ我々にとっては大きな一歩を踏み出すことができた。我々の挑戦は終わらない
現在は、会員サイト「リサイクルポイント倶楽部」も展開し、年間620万人のお客様にご利用いただいている。リサイクルポイントシステムの将来性はまだまだある。地域ごとで助け合いの輪を作れるシステムをプラットホームとしてつくりたい。人と企業を繋げるサービズ展開を今後も目指していく。
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循環型社会へ
SKトレーディングでは、お客様と一緒に新しいリサイクルの仕組みやSDGsに貢献できる取組を一緒に考え、実現していくことも仕事のひとつ。
全国にいるお客様の課題や、歩みたい道は千差万別。「あなたの会社だからこそできる」オンリーワンの提案を日々行っている。雑談のなかから生まれる
オンリーワンの提案仙台駅隣接の商業施設を展開している大手企業からは、300店舗程のテナントから毎日大量の古紙が出る。
通常、使用済み古紙(紙類)は回収してリサイクルするが、ある日担当者と、たわいもない雑談をする中で「自分たちが出す紙をもっと有効活用できたら面白いよね」という話になり、循環(ループ)の構築を考えた。分別した古紙をトイレットペーパーとして生まれ変わらせ、その商業施設に納品・利用してもらうことで、古紙を単にリサイクルするだけではなく、循環(ループ)した「リサイクルの見える化」を実現と、(※)分別の大切さを提案した。
(※)テナントは分別を「させられていた」事実から、見える化により「トイレットペーパーになるんだ!じゃあしっかりと分別しよう」と、目的意識を持つきっかけとなった。
この提案により、オンリーワンのSDGs取組を実現することができた。また一歩パートナーとして
関係性が深まる実際に担当した齊藤すみれさんは、「この提案を進める中で、商業施設の担当者の方との相談はもちろん、SKトレーディングが持つ全国の廃棄物処理業者や製紙会社とのネットワークを駆使することで実現することができました。この経験を通してまた一つ柔軟な考えを持つことが出来ましたし、パートナーとして関係性がより深まったことが嬉しく感じています」と語る。
これからもSKトレーディングでは、「このお客様の場合はどんな提案が出来るかな?」と《考え続けること》を諦めず、顧客企業の一員になったつもりでお客様に“最新のおせっかい”をやきつづけていきたい。