イノベーションプラットフォーム「IDOBA」ディープコミュニティ形成への第一歩

共創のプロセス 1

「本気の雑談」をする場所、始動

同じ理想を抱き、本気で課題について考える熱意があれば、赤ちょうちんの居酒屋でも、目的地まで一緒に歩く10分の時間の中でも、本気の雑談を通して新しい価値が生まれる可能性があると私たちは考えます。では、そのような人々が集まるプラットフォームがあったら…?

「利府町でPocci!を流行らせるアイデアがあれば是非教えてください!」
「ポスターにポチっと押せるボタンを入れるとか?」
「それおもしろいね!」

定禅寺ヒルズの5階で活発な議論が繰り広げられています。弊社代表の齋藤と中小企業の経営者たちが、SKグループの新規事業(「Pocci!」)に関して本気の雑談をしている風景です。この日は、成功・失敗事業を共有し合うイベントが開催され、参加者は自由に意見交換をしていました。
「本気の雑談は場所がなくてもできるけど、企業が抱える課題を持ち寄り、語り合い、リソースを提供し合う課題解決に向けた取り組みを行うことで、新しいイノベーションが創出されるプラットフォームになる」。そう考えた齋藤、氏家社長、稲垣社長の3名が連名で立ち上げた株式会社雑談会議によって開設された場所が「IDOBA」です。なぜこのメンバーが開設したのか。それは、3人が築き上げてきた関係性が大きく影響していました。
 

共創のプロセス 2

本音で交流するために、まず自分をさらけ出す

IDOBAを創設した3名の出会いは約20年前。偶然にも同じ地域に事務所を開設していた3名は、それぞれ家業を継ぐ立場にある若手経営層という共通点があったことから定期的に勉強会を開きます。自分から悩みや失敗をさらけ出した3名は腹を割って話せる関係性となり、事業の悩みを相談したり、地域の未来を語り合ったり。本気の雑談を重ね、切磋琢磨してきました。

それぞれが自らの道を駆け抜ける中、稲垣社長が形成していた600名のフリーランスが集まるプラットフォームに度々足を運んでいた齋藤は、新しい事業やパートナーシップが創出される様子から着想を得て、「中小企業とフリーランスが一緒にビジネスをつくることで新しい可能性が生まれるのではないか」と考えます。さらに、若手社員から提案された「若手の社会人たちが価値観を共有しながら一緒に成長できるようなコミュニティをつくりたい」という新規事業案より、同じ志を持った人々が企業の枠を超え本気の雑談を行う、現在のIDOBAのアイデアが生まれました。齋藤はかつて本気の雑談で高め合ってきた2人に話を持ち掛けます。
 

共創のプロセス

  1. 1

    赤裸々な部分もさらけ出し、腹を割って話せる仲間をつくる

  2. 2

    アイデアのタネを同じ志を持つ仲間に共有する

  3. 3

    仲間と本気の雑談でアイデアを磨き上げる

  4. 4

    リソースを出し合ってアイデアの実現まで昇華させる


 
共創のプロセス 3

異業種交流で、プロジェクトスピードは加速する!

思いをぶつけあう本気の雑談をした結果、3名は構想のエンジンとなる「株式会社雑談会議」を連名で立ち上げます。社名の由来は、社会課題解決に向けて目的意識を持った本気の雑談をする仲間が集まってほしいという思いから名付けました。
齋藤が2人に話を持ち掛けてここまで7カ月。お互いがリソースを出し合い、腹を割って話せる関係性だからこそ、スピード感を持って未来のビジョンを広めることができました。
 

共創のプロセス 4

IDOBAの完成はまだまだ。まずは、10年続ける

齋藤は「失敗話のような恥ずかしいことを言い合える関係になることが大切。偉くなればなるほど難しくなることだが、表面的な部分だけ出していては“本気の雑談”はできない。雑談を重ねて信頼関係を築いていきたい。」と話します。
これから経営者はもちろん、フリーランスや学生など立場の異なる人々が自社の課題や悩みといった赤裸々な部分も臆せず持ち寄って、みんなで議論していける場にしたい。そうなれば新しいイノベーションや価値が生まれ、地域も活性化されるはず。そのために私たちは今日もIDOBAで雑談をします。失敗談や悩みなど赤裸々な部分もさらけ出せる方!まずは私たちと雑談をしてみませんか?
 

仲間作りを通して、
新しい価値を生み出す

地域の未来を作るために、
SKグループが実施している取り組みをご紹介します