地域盛り上げポイントPocci! 想いを同じくする仲間との共創で、
前例のない「地域応援」サービスに挑む

2022年11月、SKグループの新規事業「地域盛り上げポイントPocci!」がスタートしました。地域で活躍する団体を、個人や企業が「ポイント」というカタチで応援できる仕組みです。

「個人も法人も、普段の生活の中で気軽に地域支援に参加できる」がコンセプトのPocci!は、今までにないビジネスモデルで地域を盛り上げたい!という想いから生まれました。

構想期間は約3年。ゼロから1を生み出しスタートラインに立つことができたのは、想いを同じくする仲間との「共創」があったから。

共創のプロセス 1

古紙を、お金じゃない「価値」に変える

「子どものためとか、何か人のためになるならいいんだけど、買い物クーポンだけのために古紙をまとめてスーパーまで持っていく気にはならないんだよね」

構想の発端は、Pocci!リリースの約3年前。
SKグループ代表の齋藤が家族から言われた、この一言がきっかけでした。

SKグループでは、リサイクルポイントシステム事業を通して、日常生活の古紙の価値を高めてきました。今では多くの大型スーパーの入口に古紙回収BOXが設置され、「買い物ついでに古紙をリサイクルしてお得にお買い物」というライフハックが浸透しています。しかし、とりわけ主婦層をターゲットにしたこのサービスを、なんと自分の奥さんが利用していなかったのです。

“自分の得にしかならないことよりも、他の人のためになることのほうがやる気が出る”

これまで利用者の動機として想定してきた「お得さ」とは真逆の考え方に、齋藤は思いました。
「お金以外の新しいメリットで、古紙の価値をもっと高めることができるんじゃないか?」
 

※資源物を持っていくと、重さ等に応じてリサイクルポイントが貯まるシステムです。
リサイクルポイントが貯まると、割引券や電子マネー等と交換することができます。

共創のプロセス 2

地域活性化の出発点は、思いやり

ひらめきを地域貢献活動へと落とし込むべく、ビジネスアドバイザーの藤原さんに相談を持ちかけました。そこで見えてきたのは、紙類の排出が減少している中で事業を続けるためには、今までとは違う層にアプローチする必要があるということ。「お金じゃない新しい価値」の発想は、かねてから話し合っていた課題解決に向けた起爆剤になり得るものでした。

「頑張っている人への思いやり・応援の気持ちを、古紙を通して表現できたら、それは今までになかった新しい価値になる!」
 

当時のイメージメモ

当初の出発点である「古紙を通して思いやりを形にする」という構想は徐々に変化し、やがて「誰でも気軽に参加できる」という部分にスポットが当たります。
古紙の排出に関わらず「地元企業や小売店が協賛として参加できる」そして「個人の生活行動がそのまま地域支援に繋がる」そんなより大きなプラットフォームを描き始めました。

共創のプロセス 3

異業種交流で、プロジェクトスピードは加速する!

理想図から新規事業構想へと成長したプロジェクトは、クリエイティブディレクターの菅浪さん、プロジェクトマネージャーの石川さんの参加でさらに加速していきました。

サービスのブランディングを手掛けた菅浪さんは、これまでもSKグループのWEBサイトやパンフレットの制作を手掛け、齋藤の頭の中をわかりやすく表現してきました。SKグループの価値観や目指す方向を熟知していたのはもちろんですが、クライアントとデザイナーの枠を越えた全面プロデュースを担当してくれたのは「地域の未来をより明るいものにしたい」という想いを持っていたからでもありました。

菅浪 菅浪

SKグループの志に触れたら、誰しもが共感するはずです。“日常に新たな価値を見出すことで地域の盛り上がりに繋げる”というコンセプトは、クリエイティブの力でより可能性が広がると思いました。まだまだこのプロジェクトには、いろんなアイデアや想いが溢れています。同じ志を持つ仲間と、同じ目的に向かって仕事ができることにも価値を感じますね。

そして、プロジェクトマネージャーに就任した石川さんとは、東京で働いていた石川さんが、出身地である東北に仕事の拠点を移そうとしていたタイミングで出会いました。

東京でやれることはやり切った感があって、今度はより近い距離感で、いろいろトライしながら東北の課題に取り組みたいと考えていたところでした。それに僕も“それぞれの強みを活かして事業を作っていく”というやり方を大事にしているので、ここでならより早く良いものが作れるんじゃないかと思ったんです。

石川 石川

こういった動きは「一社では困難なことでも、互いの得意を掛け合わせれば道は開ける」という、まさにSKグループが目指す異業種交流を組み込んだ事業スタイルでした。

そして、齋藤と藤原さんの最初の構想から約1年。
ついに「地域盛り上げポイントPocci!」の形が見えてきました。

地域盛り上げポイント ポッチ

ぽち袋(ぽち=わずかな)に応援の気持ちを込めて、ひとり一人の力は“これっぽっち”に思えてもみんなが集まればやがて大きな力に…という想いが込められたネーミング。

アプリの開発ももちろん初!エンジニアやアドバイザーを迎え、使いやすさだけでなくPocci!を通して応援することの「ワクワク感」にこだわりました。

共創のプロセス 4

同じ想いを持つ仲間で、前例のないものに挑戦する

Pocci!の特徴は、プラットフォームにおける登場人物が「お客さん」というより「一緒に地域を盛り上げていく仲間」であるというところです。事業開発以外の場面でも、想いに共感し参加してくれている存在・コミュニティがたくさんあります。

サービススタートの地となった宮城県利府町もそのひとつ。SKグループにとって、創業当時から事業を行ってきた馴染み深い地域であり、「開拓者精神」を持ってどんどん前例のないことに挑戦し続けている町です。

また、町と企業、双方の強みを活かした地域の課題解決に取り組むべく「包括連携協定」という協力体制も整えました。「今までにない地域支援の仕組みを作る」というSKグループの目標に共鳴したタッグは、どんなシナジー効果を生みだすのか期待が膨らみます。
 

2022年11月のリリースから現在までに、地元企業から全国チェーンのお店まで幅広い法人がPocci!参加に手を挙げてくれています。2023年1月には、リリース以来初となる地域団体への活動資金支援が実現し、団体もまた応援を受けた活動で地域を活気づかせています。「地域全員で地域を盛り上げていく」今までにない仕組みが回り始めました。

Pocci!運営チームはというと、最初は数人で行っていた定例会が今では…
こんな大所帯に!
Pocci!プロジェクトは、全8社、学生も含めた30名以上で進行中です!
 

理想の未来実現に向けて、まだまだ走り続ける!

Pocci!は、まだまだ始まったばかり。
私たちが盛り上げたい「地域」とは、自社にゆかりのあるエリアだけではありません。全国各地の似た環境にある「地域」全てが対象です。口だけで終わらないために、もっと形を変えながら進化していきたいし、一緒に前進してくれる登場人物をもっと増やしていきたい。その対話の過程で、また新しい仕組みが生まれるかもしれません。

そんな可能性にワクワクする方!企業でもフリーランスでも学生でも、まずは雑談から、私たちと新しいことに挑戦してみませんか?
 

共創のプロセス

  1. 1

    身近な人のホンネに耳をかたむけ、新たな課題と向き合う

  2. 2

    仲間とアイデアの壁打ちをして、課題解決の道筋を立てる

  3. 3

    社内外に関わらず、プロジェクトが前進するための力を集める

  4. 4

    同じ想いの仲間を増やしながら、歩みを止めない

仲間作りを通して、
新しい価値を生み出す

地域の未来を作るために、
SKグループが実施している取り組みをご紹介します