SKグループと国立大学法人東北大学が共同で実施している、古紙のリサイクル促進に向けた共同研究「変動リサイクルポイント・システム実証実験」が、この度環境再生保全機構(主務官庁:環境省等 以下、ERCA)による令和7年度環境研究総合推進費の新規課題として採択されました。
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ERCAの環境研究総合推進費は、環境政策への貢献・反映を目的とした競争的研究費制度で、 重点課題やその解決に資するテーマを踏まえて産学民官の研究機関の研究者から提案を募り、外部有識者等による審査を経て採択された課題について研究開発を実施するものです。
この度の採択における審査では、
・民間企業主体の分散型資源回収拠点構想のフィールド研究提案として、有意義な計画であること
・資源回収ステーションへの物品持込みへの変動ポイント制の導入という新たなアイデアで、物品のリユース・リサイクルの促進に貢献する意義があること
・リサイクル増加によって行政コストが増加している現実に対するアプローチとして、経済性を評価軸としていること
・民間事業者、自治体を巻き込み、連携した研究計画となっていること
などの点を評価いただきました。
今後はERCAからの委託研究として指導・助言等をいただきながら、実験対象リサイクルステーションを複数社のスーパー・県内二十数店舗に広げ実施していく予定です。
引き続き本研究を通して「利用者への還元」「行政負担の解消」「環境負担軽減」「持続可能なリサイクル事業」など多方面に好影響を与える「四方よし」な仕組みの確立を目指します。